Nao-Segawa|ハンドメイドジュリー

ジュエリーの生まれる現場をノンフィクションでお届けいたします。東京23区の片隅にたたずみ、一人黙々と作っています。

吾輩は|制作過程|ナオ セガワ

こんばんわ。ナオです。

突然ですが、やっぱり動物って美しいと思うわけですよ。

上野動物園などに訪れると、自分より大きい生き物がいるんだという当たり前の事にあらためて驚きます。

考えてみたら実生活で人間より大きい生き物に出会うなんてないわけで。

よく海外旅行などで広い世界を見るのだというご意見もありますが、私なんぞは動物園に行くたび、都度都度世界の広さに感動しております。安上がりな骨でございます。

さて、そんな動物モチーフで1つジュエリー作ってみようじゃないかと考えてみたわけです。

今まで作ったモチーフを振り返ってみると、草と花とキノコという草食系を地で行くラインナップでした。

ここら辺でひとつバリエーションに幅を持たせましょう。

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モチーフやテーマについて思案するワタクシ。

動物は何を作ろうか。彫金机の上でどうしたものかと考えていたら、脇の棚に潜む母から借りた夏目漱石の「吾輩は猫である」が目に留まりました。

ふむ。

「吾輩」も動物なのでもちろん対象である。

書いていて思い出したのですが、2015年にinstagramに下記のような投稿をしています。

これも脇の棚に置いてあった「吾輩は猫である」に影響を受けています。ってどれだけ長期間借りてるんだ私は。※先日返しました。

 

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「吾輩はミラーレスである。レンズはまだ無い。」

 

おかげさまで、レンズはもうマクロレンズと通常のズームレンズをゲットしております。

これで制作動画の撮影も行っております。いや便利な世の中になりましたね。この画質に対して値段を考えたらコスパが・・・おっと話が脱線してしまいました。動物をモチーフに作るという話ですよ。カメラの話はまた別の機会に語らせていただきます。

そういったわけで(?)まずは吾輩をモチーフにしようかと相成りました。

猫種は気にしません。

最初にデザイン画を描きます。

抽象的な表現ではなく、細部までイメージを固めておくことが重要です。

精度が求められます。

珈琲などを飲みながら、ゆったりとリラックスした状態で臨むべきです。

よってティファールでお湯を沸かします。

 

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精細なタッチで描き上げました。

まだティファールは沸き上がっていません。

さて、どうせいつも見ないんだから

絵さえできればこっちのものですよ。

これに基づき制作していきます。

次回はたぶん動画での投稿になるかと思います。

それでは失礼いたします。

ご静聴ありがとうございました。