さらっとジュエリーの起源について知っておく
こんばんわ。ナオです。
今日はジュエリーの起源についてご説明させていただきます。
ジュエリーが好きでも、その起源は知らない人が多いと思います。
諸説ありまして代表的な4つをご紹介します。
必ずしも知っている必要は無いのですが、なんでもそうですが文化を楽しむときは歴史を知っていた方が楽しみ方に深みが出ます。
歴史は苦手?ワタクシも苦手です。
今回は初級も初級。世界史でいったら世界四大文明(メソポタミア・エジプト・インダス・黄河)みたいなものです。たしか四大文明は一番最初に習った記憶があります。
途中は全部置いておいて今回は起源だけ押さえておきましょう。
まあ次回はないんですが。
それではお付き合いくださいませ。
そもそもなぜ機能性がないのに、なぜジュエリーを身につけるのか。
服は体温を保つため、靴は足を守るため、帽子は日光を遮るため、腕時計は時間を確認するために。
それぞれコンセプトやデザインは様々に展開されますが、基本的に機能があって成立するものです。
ジュエリーはなんの機能があるのか。
暖かくもならないし、傷も防げないし、日光も遮れないし、時間もわかりません。
以前、海外のプロダクトデザイナーがジュエリー畑の人間が集まる場所でセミナーをした際に「ジュエリーに求められる機能は"美しさ"が全てでとてもシンプルだ※意訳」と仰っていました。
現代のジュエリーに求められている価値はこれがほぼ全てと言ってよいかもしれません。
しかし、初めから求められている機能が"美しさ"だけだったわけではありません。"美しさ"が付加価値のとなるのは服も靴も帽子も腕時計にも言えることですから。
つまるところ、ジュエリーの起源を知る行為とは、今は忘れ去られたジュエリーの"機能"についての知る行為と同義となります。
などと小難しく話を引っ張ってきましたが、内容は単純明快、至極当然のシンプルな起源です。
ここまで長々と書き綴ってきたのは尺稼ぎにございます。お許しを。
ではジュエリーの4つの起源について見ていきましょう。
ワタクシの落書きつきでご紹介して参ります。
遥か昔、森の漆黒の闇に棲む魔物、得体の知れない病気や突然の災害など、現在では解明されている様々な恐ろしい事象が人々には未知の存在でした
そのような呪いから自分や、家族を守るため熊や虎など強い動物の牙や骨を身に着け、その動物に宿る力を借りる事にしました。ーーーという説が最有力のようです。
科学の発達した今では失われましたが、当時の暮らしの中でジュエリーには"様々な事象から身を守る"という機能がありました。
続きまして、
人間は遊び心から、様々な物を手に取り遊び、その延長線上で身につけ始めたという説。
あった方が面白い、きっと楽しい。そんな人間の「想像力」と「好奇心」が装身具の始まりであったらというお話。ーーー大好きな仮説です。呪術起源とホモルーデンスが私の中の2強。機能性?必要性?ハッ。ていうこのスタンス。(綿矢りさ風)
他者と同じ信仰を持っている、同じコミュニティに所属しているという証明に共通のものを身につけるという帰属意識を発祥としている説。ーーーちょっと説得力が弱い説だそうです。
カレッジリングや、勲章、議員バッチなどはこの説に属していると言ってもいいのではないでしょうか。機能は"帰属の証明"ですね。
自身と他者を差別化するために装身具を身につけ始めた。
現代のジュエリーの果たす役割はこの要素が大部分となります。ーーー昔の人たちが同じ理由で身につけ始めたのかは微妙ですが。機能性は美しさより"富裕"の役割が強かったのだと思います。
matome!
代表的な4つを簡単にご紹介しました。この4つは歴史家や考古学者の方々が様々な考察をもとにした意見です。
ルーツを知るのはとても大事なことで、このジュエリーの起源はジュエリーコーディネーター検定というジュエリーの基礎知識を学ぶ教科書でも最初の3ページくらいで出てきます。
ちなみに私の作ったもので言えば深海きのこは呪術起源説、アラベスクのリング、ネックレスは自由に作るがコンセプトなのでホモ・ルーデンス説に寄ったジュエリーだと言えます。
起源を前提に説明すると急にジュエリー通っぽいですね。
自分はどの説を支持するか、今持っているジュエリーはどの起源に由来しているのか考えてみたりすると面白いかもしれません。
起源を踏まえた上で快適なジュエリーライフをお楽しみくださいませ。
それでは今回は以上となります。
ご静聴ありがとうございました。